釣りは1%のひらめきと99%の努力から成り立っている。




渇水期に川底が砂から砂利に変わるラインを探しておいたポイントに立つ。
明確なヨレがあるわけでもなく流れ自体も変化がないように見えるが、人には感じとれなくても魚にとっては何らかの変化があるに違いない。

スネコンは流れの変化を敏感に感じとることができるブラグの一つだ。
ここ数日の釣行では、リトリーブスピードに注意して早すぎず暴れさせない程度に引いてくるのが一番素直に釣れている。

動画では派手なアクションが目を引くが、ただ単に気付かせるためのS字アクションではなく、食わせる為のS字アクションと言ったほうがいいかもしれない。


まず、水中のストラクチャーをイメージする。
そのポイントにルアーが入って、抜けるまでをナチュラルなスピードで引いてくる。

すると流れの変化で、絶妙なS字アクションを起こす。
そして、S字アクションのまま流れを抜ける瞬間が食わせのタイミングとなる。

非固定重心のスネコンは、流れに追従して左右スライド又は上昇アクションをしたり、S字軌道の規則的な泳ぎで絶妙に揺らぎが混じりアピールカが強くなる。

あくまでも、ナチュラルが基本。
見た目には派手に泳いでいないが、水流の変化で多少でもアクションに変化がでれば、シーバスは間違いなく口を使ってくる。


ここ数日の釣行で、このルアーでしか釣れないときも多くなってきているので、必ずローテーションに入れている。
S字軌道による横の動きと適度なサウンドは、ニュートラルな魚をフィーデイング状態に変えるようだ。

「飛び」と「音」にこだわったS字系プラグ。
スネコン90Sが発する水中波動と音が近くのシーバスを寄せ集めているに違いない。


食ってもらうのでなく食わせるイメージで使えるところも、このルアーのいいところではないだろうか。

流れが緩い時は、流れになじませてからロッドを水面近くに保ち、弱ったベイトを演出するとよい結果がでた。

海水でのセッティングのためか、淡水域でのレンジキープには慣れが必要であるが、ナチュラルな横方向へのふらつきを出すことができればミノーに反応しにくい状況で絶大な威力を発揮するだろう。

淡水系のベイトが捕食の対象になるこの時期、ワイドかつイレギュラーなアクションの“スネコン90S”のポテンシャルは使うアングラーによってさらに高まるので、ぜひ使ってほしい。


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